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エコハウス
エアサイクルとエクセルギーハウス
エコハウス
今回は自然を使った熱交換・熱循環の方法を2つの建築工法を元にして考察したレポートです。


◎エアサイクル


弊社では何年も前からエアサイクルシステムを取入れた家作りをしてしています。
エアサイクルの詳しい内容は「フクビ化学工業株式会社エアサイクル推進室」のサイトを見て下さい。
簡単に説明すると現在日本家屋では一般的になってきた高気密・高断熱住宅の再構築。
古民家など本来の日本建築から現在建築への移行で蔑ろにされた室内と室外の関係を空気の循環という観点から提案された物です。
これによりエコ(冷暖房コスト削減)に結なり、なおかつ建材の負担軽減で耐用年数が伸びる事が実証されています。

◎エクセルギーハウス


エアサイクルは名前が示すように空気の循環からの提案に対して、エクセルギーハウスは水の循環という観点から提案された工法です。
エクセルギーハウスは雨水や温水暖房を使い壁・天井・床など面を使った冷暖房を基本に自然で快適な住宅環境を提案されています。
詳しくは「株式会社アルキテクタ」のサイトを見て下さい。

◎夏期の暑さを和らげる


エアサイクルとエクセルギーハウスは見比べてみると考え方の基本は同じように感じられますが、簡単ですが比較してみたいと思います。

日本の暑い夏期を低コストで室内温度を下げる方法に重点をおいて調べてみます。
夏期エアーサイクル
夏期エアーサイクル
床下の冷気を壁にあるエアーサイクル層を使って天井裏まで空気を吸い上げます。
そして軒裏から入る外気を使って一気に室外に排出する事で家屋全体の温度を下げています。
夏期エクセルギーハウス
夏期エクセルギーハウス
床下に貯蔵した雨水を使い床下の温度を下げ部屋の温度を下げると同時に天井裏に雨水を汲み上げます。
天井裏では軒裏から入る外気を使って天井裏にある水分を蒸発させた気化熱を使って温度を下げると同時に蒸発による湿度上昇分を反対の軒裏に逃がす。これにより水蒸気の飽和を防いで連続的に蒸発させる仕組みです。

◎冬期の寒さを和らげる


厳しい冬の寒さを防ぐ方法に重点をおいて調べてみます。
冬期エアーサイクル
冬期エアーサイクル
通気口から暖かい空気が逃げないようにしてから少ない太陽熱を屋根などから取り入れます。
屋根裏に溜まった暖かい空気をエアーサイクル層を使って床下まで空気が循環するようにして家屋全体の温度を上げています。
冬期エクセルギーハウス
冬期エクセルギーハウス
床下に貯蔵した雨水を屋根上まで汲み上げ屋根上に設置した太陽熱給湯器を使って水温を上げます。
暖かくなった水を再度、床下にある雨水貯蔵庫に戻す事で貯蔵している雨水全体の温度を上げる事で家屋全体の温度を上げています。

◎総括


上記の部分から総括するとエクセルギーハウスはエアサイクルに比べると積極的に温度をコントロールする傾向にあるように思えます。
それぞれには長所・短所があると思われますが、「エクセルギーハウス」の関しては全てを理解してるわけでも、ありません。
ただ、この2つの良い所を組合わす事でより自然で効果的な住宅環境の提案ができるのではないかと考えております。




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